公益財団法人 とよなか国際交流協会

リレーコラム(2015年度~)

2016年05月 Vamos!(第1回)

ネルソン百合子(ねるそんゆりこ)

みなさん、こんにちは!ネルソン百合子です。今、ブラジルに来ています。今年度、念願かなって(笑)、お知らせにブラジルからの報告を書かせていただくことになりました。よろしくお願いします!タイトルの「Vamos!」は、ポルトガル語で「さあ!」「行きましょう」という意味です。語学学校の先生たちが、休憩の終わりに生徒たちにこう呼びかけます。
 さて、なぜ私がブラジルにいるのかを、簡単に説明したいと思います。一言で言うと、日本以外の国で暮らしたくなったからです。それでなぜブラジルかと言うと、去年の夏にブラジルに遊びに行って、気に入ったからです。一番気に入ったのは、ブラジル人と一言で言ってもいろんな人種の人がいることです。見た目では誰が外国人で誰が現地の人か分からない環境で暮らしてみたいな、そう思ってやって来ました。
 今は、オリンダという北東部の小さな町でホームステイしながら語学学校に通っています。オリンダは海沿いの町で、雰囲気がスリランカに似ています。なので、初めて来たのにどこか懐かしい感じがします。ポルトガルの影響が残った教会や建物が多い世界遺産に指定されている町です。
 私が今まで行ったことがあるサンパウロやブラジリアのような大都市ではないので、時間がゆっくり流れています。ここで、6月末までポルトガル語を勉強します。午前中授業があって、午後は課外活動に参加したり、何もなければ海を見ながらぼんやりしたりしています。ほんとうにのんびりした暮らしです。ですが、授業は毎日先生と1対1なのでなかなかハードです。学校には6人学生がいます。その中には日本人も一人います。ですが、学内ではみんなポルトガル語を使うようにしているので彼女とも日本語ではほとんど話しません。課外授業では料理をしたり、カラオケ大会をしたり、ブラジルの映画を見ます。先生と学生の距離が近くて、友達同士のような感覚です。
 さて、6月以降のことですが、実はまだ決まっていません。サンパウロの近くで勉強を続けるか、仕事をしたいとも考えています。次回の私の報告では私がどこにいるか、みなさん楽しみにしていてください!

ネルソン百合子(ねるそんゆりこ)

小学校外国語体験活動、若者支援事業、日本語交流活動等のコーディネーター&ボランティアとして活躍していた、スリランカにルーツを持つネルソンさんが2016年4月よりブラジルに留学しています。ネルソンさんからの便りをどうぞ!